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2016年6月15日

色について

色の表現方法にはRGB方式とCMYK方式があります。
画面や写真はRGB方式、印刷はCMYK方式を使います。
 
RGBは黒い画面(印画紙)に「赤」「青」「緑」の光をあてて色調を表現します。(3色全てを最大限にあてると真っ白になります。)
逆に印刷では白い紙などに「シアン(青)」「マゼンタ(赤)」「イエロー(黄)」「ブラック(黒)」を調合して色調を表現します。理論上は「シアン(青)」「マゼンタ(赤)」「イエロー(黄)」の3色で表現できるのですが、実際に3色で黒を表現するときれいな黒にならず、また、インクも大量に使うため、補完色として「ブラック(黒)」を使用します。
 
印刷をする上で、パソコンで見た色と実際に印刷した色が違うというトラブルがよくあります。原因は2つあります。
 
1つ目は、パソコンのモニターの色が個体によってバラツキがあることです。(電器屋さんにテレビがたくさん並んでいて同じ番組を放送しているのに、色が全て統一されていない光景をよく目にします。)
2つ目は、RGBの方がCMYKに比べ表現の幅が広いので、CMYKでは表現しきれない為、色が濁って暗くなるなどの現象が起こります。(マイクロソフトのワードやエクセル、ジャストシステムの一太郎や通常の写真画像は元々RGB方式でデータが作られているのでそのまま印刷することができません。CMYK方式にデータを変換する必要があります。)